· 

【午年に寄せて】厄明けの年に思う、庭とともに歩む新たな一歩。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。庭や光葉の小林春樹です。

 

個人的な話になりますが、今年は私にとって厄が明ける節目の一年となります。

前厄、本厄、後厄と振り返ると、仕事や家庭、心身の面でも実にさまざまな出来事が身の回りで起こりました。

多くの学びを伴う時間を過ごす中で、改めて神仏の存在や、日本人が古くから大切にしてきた「祈る」という行為について考え直すきっかけを得たように思います。

 

神棚に手を合わせる時や、お墓参りで静かに頭を下げる時間。

そこには願い事を並べるというよりも、自身を省み、心を整える意味合いが強くなってきました。

慌ただしい日々の中で一呼吸置く。

そのわずかな間が、庭づくりと同じく、日常に余白を与えてくれるように感じています。

 

そんな流れの中で、今年は初めてお屠蘇を取り入れてみようと屠蘇器を購入しました。

お屠蘇は一年の邪気を払い、無病息災を願う日本の正月文化です。

形式そのものよりも、「節目を大切にする姿勢」を暮らしに迎え入れたいという思いが、自然と背中を押しました。

 

さて、今年は午年です。

午年は「活力」「前進」「実を結ぶ年」と言われ、物事が勢いよく動き出す象徴とされています。

一方で、馬は人とともに歩み、共に働いてきた存在でもあります。

ただ速く進むだけでなく、呼吸を合わせ、地に足をつけて進むことの大切さも教えてくれる干支だと感じます。

「急がば回れ」という言葉がありますが、庭づくりも人生も、丁寧な積み重ねこそが美しい景色を生み出します。

 

庭や光葉では今年も、庭木の剪定や庭の手入れを通じて、皆様の暮らしに寄り添う仕事を重ねてまいります。

庭は一朝一夕で完成するものではありませんが、手を入れ続けることで必ず応えてくれる存在です。

 

午年が皆様にとって、健やかで実り多い一年となりますように。

庭とともに、穏やかで前向きな歩みを重ねていきましょう。